ギリシャ神話大全

ギリシャ神話大全

ここでは、オリュンポスの神々から英雄たちの冒険譚、神話にまつわる不思議なエピソードまで、ギリシャ神話に関するさまざまな記事をまとめていきます。

「ゼウスやアテナってどんな神様?」「有名な神話のあらすじを知りたい」「ギリシャ神話が美術や文化に与えた影響は?」

そんな疑問に応えるため、テーマ別にリンクを整理しました。迷宮のように広がる神話の世界を、自由に旅してみてください。新しい発見と、古代から続く物語の魅力が、きっとあなたを待っています。

※各リンクは随時追加・更新されていきますので、ぜひXをフォローしてお楽しみください!

2025/05/16 ゼウス更新
2025/05/07 ガイア更新
2025/04/29 アトラス更新
2025/04/29  大全のリンクページを作成しました

神の紹介

原初の神

世界が始まる前、最初に現れた存在たちです。カオス(混沌)をはじめ、大地の女神ガイア、天空の神ウラノス、奈落タルタロスなど、自然界そのものを象徴する神々がここに含まれます。彼らは後の神々や怪物たちの祖先でもあり、ギリシャ神話の“起源”を担っています。

大地そのものを神格化した存在地球そのものが女神の姿をとって現れた
ギリシャ名:ガイア(Gaia)
ローマ名:テルス/テルラ(Tellus/Terra)

天空の神ウラノスと大地の女神ガイアの末子。父を倒して世界の支配者となるが、「自らの子に王位を奪われる」という予言を恐れ、子どもたちを飲み込んだ。時に“時間”や“死”の象徴としても描かれる。
ギリシャ名:クロノス(Cronus)
ローマ名:サトゥルヌス(Saturnus)

ティタン神族

原初の神々から生まれた、第二世代の巨大な神々です。クロノスやレアを中心に、ティタン神族は宇宙を支配していましたが、後に子どもたち(オリュンポス神)に倒されます。ティタノマキア(神々の戦い)と呼ばれる大戦争は、ギリシャ神話の重要な転換点となりました。

天空を司る神。名前は「支える者」「耐える者」「歯向かう者」を意味する古印欧語に由来する。
ギリシャ名:アトラス(Atlas)
ローマ名:アトラス(Atlas)

オリンポス神

ティタン神族を打倒し、世界の新たな支配者となった神々です。ゼウスを筆頭に、アテナ、アポロン、アルテミスなどが有名で、オリンポス山に住むことから「オリュンポス神」と呼ばれます。人間たちとの交流も多く、神話の中でもっとも物語性に富んだ存在たちです。

天空と雷を司る神々の王。名前は「光り輝く空」や「神聖な生気」を意味する古代ギリシャ語 Dios に由来する。正義と秩序の守護者でもあり、多くの神々や英雄の父とされる。
ギリシャ名:ゼウス(Zeus)
ローマ名:ユピテル(Jupiter)

その他の神々・精霊

十二神に属さないものの、ギリシャ神話の中で重要な役割を持つ神々や精霊たちです。自然現象を司る神(ヘリオス=太陽、セレネ=月)や、愛・勝利・恐怖などの象徴(エロス、ニケ、ポボス)など、バラエティ豊かな存在が登場します。彼らはしばしば主神たちと関わりながら、神話世界を豊かに彩っています。

ギリシャ神話の物語

1. 世界のはじまり

カオスからの創世

ガイアとウラノスの子どもたち(ティタンたち)

クロノスによる父殺し 神々の誕生と世代交代の布石

2. ティタノマキア(神々の戦い)

クロノス vs ゼウスたちオリュンポス神

ティタン族との大戦争

オリュンポスの勝利と世界支配

3. 神々の世界と人間の時代

ゼウスの支配、オリュンポス神の物語

プロメテウスと人間創造

パンドラの箱 神々と人間との関わり(恋、怒り、加護、罰)

4. 英雄たちの冒険譚

ペルセウスの冒険(メドゥーサ退治)

ヘラクレスの十二の功業

テセウスとミノタウロス

イアソンとアルゴナウタイ(黄金の羊の毛探し)

ベレロポンとペガサス

5. トロイア戦争とその後日譚

パリスの審判

トロイア戦争

オデュッセウスの冒険

6. その他の神話と伝説

オルフェウスとエウリュディケー(冥界からの救出劇)

ピュグマリオンとガラテイア(彫刻と恋する神話)

アルテミスとアクタイオン(狩人の悲劇)

エコーとナルキッソス(自己愛の神話)

ギリシャ神話の地名・舞台

1. 天上の世界(神々の領域)

オリュンポス山
→ オリュンポス十二神が住む神々の本拠地。天と地をつなぐ「聖なる山」。

エリュシオン(エリュシウムの野)
→ 英雄や善良な魂が死後に行く楽園。

ヘスペリデスの園
→ 黄金のリンゴがなる楽園。ニンフたちが守護している。

2. 地上の世界(人間・英雄たちの舞台)

アテナイ(アテネ)
→ アテナ女神に守られた都市。テセウスの故郷でもある。

スパルタ
→ 戦士の町。ヘレネ(トロイア戦争の原因となった美女)の故郷。

クレタ島
→ ミノス王が支配した島。迷宮ラビリンスとミノタウロス伝説で有名。

アルゴス
→ ペルセウスの故郷。英雄伝説の多い重要な都市国家。

テーバイ
→ オイディプス王の悲劇など、悲劇的な物語が集中する町。

トロイア
→ トロイア戦争の舞台。現在のトルコにあたるとされる古代都市。

3. 冥界(死者の国)

ハデスの国(冥界)
→ 死者の魂が行く世界。ハデス神とペルセポネが支配している。

タルタロス
→ 罪深い者が罰を受ける奈落の底。原初神の一柱でもある。

ステュクス河
→ 冥界と現世を隔てる川。神々もこの川にかけて誓いを立てる。

レーテ河
→ 忘却の川。死者の魂はこの川の水を飲み、前世の記憶を失う。

4. 海・その他の舞台

オケアノス
→ 世界をぐるりと囲む大河。原初の水の神でもある。

デルポイ
→ アポロン神の神託所(神のお告げの地)。オラクル(託宣)で有名。

シチリア島(エトナ火山)
→ キュクロプスが住むとされた島。鍛冶神ヘパイストスの伝説も。

アウリス
→ ギリシャ軍がトロイア遠征のため出発した港。

タイトルとURLをコピーしました