本授業の授業内容まとめています
基礎
第1回ガイダンスと第2回授業概要を含んでいます
文化史で培われたルールとその逸脱
文化史で培われた普遍性(≒ルール)を土壌としてもち、そこからようやく新しいデザイン制作に取り組むことが出来ます。本授業では、そのような普遍性がどのように生まれ受け継がれてきたのか、またその重要性にフォーカスしています。
20世紀美術による価値観の変化
03/西洋文化の近代化
授業冒頭では、なぜルールが存在し守らなければいけないのかを、制服という身近な例を使いディスカッションしていきました。既存の常識を破り革新性を求める場合のエネルギー量や持続的なミッションに立ち向かう必要を実感いただければと思います。
04/カメラと写真の衝撃
近代美術を語る上で欠かせない存在はカメラ、あるいは写真の登場です。カメラの原型というとかなり昔から、またカメラの概念が登場する以前から西洋では虚像を実像の境を曖昧にするような取り組みをしていました。
05/絵画革命-印象派
印象派らの変化は、それまでのアカデミックな規範や写実の概念を打ち破るものでした。さらに新印象派が光学的理論を取り入れることで「色彩の鮮やかさ」を追求した結果、現代アートへと繋がる多様な表現の基礎が築かれたと言えます。
06/絵画革命-表現主義など
近代美術以前に浸透していたアートの常識を、本講義では覆した手法をいくつか上げていきます。表現主義は内側の感情を表現し、シュルレアリスムは無意識の追求、フォービズムは感情に則した色彩表現を、キュビズムは多視点描写で革命的な表現を獲得しました。
07/抽象表現
20世紀初頭に突如として現れた抽象絵画。具体的なモチーフを持たない、一見すると「何を表現しているかわからない」この芸術は、なぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
抽象絵画の定義からその歴史的背景、そしてアメリカでの発展までを深掘りします。
古典芸術による価値観形成
08/古代ギリシャ・ローマの価値観
西洋文明の源流である古代ギリシャ・ローマ時代は、後のルネサンス、そして現代に至るまで続く芸術と美意識の基盤を築きました。この時代の美術は、単なる装飾ではなく、共同体の価値観と社会秩序を象徴し、人々に共有させる重要な役割を果たしていました。
09/中世美術
キリスト教の国教化された4世紀からルネサンスが始まる頃、およそ15世紀にかけて発展した中世美術についての内容です。
ギリシャ・ローマの時代から一変し、美術がどのような役割を果たしたのか。現代の「イマーシブ(没入型)体験」という視点も交えながら振り返っていきましょう。
10/ルネサンス
人間こそが最も美しいプロポーションを持つ存在であり、自然を観察し、その普遍的な構造を捉えることこそが芸術の根幹にあるという気づき。ルネサンスは、人間中心主義(ヒューマニズム)の時代でした。そしてそこに至るまでには、経済の変動、疫病の衝撃、古代遺跡の発見、そして数学と哲学の融合という、複雑な歴史的背景があったのです。
11/バロック・ロココ
バロック美術は、劇的な構図、強烈な光と影の対比、動的な表現を通じて、鑑賞者の心に直接訴えかける芸術が生み出されました。さらにより軽やかで優美なロココ様式が誕生します。繊細な曲線、明るい色彩、親密で詩的なテーマが特徴となり、新たな社交文化とともに発展しました。
日本美術による文化形成
12/日本美術の起源とその発展
日本美術の起源とその独自性を探るにあたり、まず私たちが普段使用している「言葉」の成り立ちから紐解いていきます。私たちが現在「美術」や「自然」として認識している概念の多くは、実は明治期に西洋文化を受容する過程で新たに構築されたものです。
13/江戸文化の美意識
江戸時代という特定の時代における美意識を探求するにあたり、まず現代の私たちが持つ「美」の感覚を見つめ直すところから議論を開始しました。
14/ジャポニスム
19世紀後半の西洋美術界に衝撃を与えた「ジャポニズム(Japonisme)」について、その定義と歴史的文脈を紐解きます。ジャポニズムとは、単なる日本ブームではありません。それは西洋美術がルネサンス以来の伝統から脱却し、新たな表現を獲得するための「視覚革命」でした。
現代の美学
15/美しいとはなにか
「美とは何か」という根源的な問いをテーマとした。この問いに万人に共通する明確な答えは存在しない。しかし、美術史、心理学、哲学といった多角的な視点から先人たちの考察を学ぶことは、デザイナーやクリエイターが自身の制作における「美のゴール」を設定する上で重要な手がかりとなる。














