リサーチの目的
本リサーチは、ファッションを取り巻くさまざまな視点(デザイン、機能、流行、ブランド戦略)からの情報を収集・分析することを目的としています。具体的には、以下の観点から多角的にリサーチを行い次週の判断材料とすることを目指します。
ファッションはとても広範囲に成長してきた分類のため、様々な観点からリサーチすることができます。
デザイン要素の分析
ファッションにおける形状(シルエット)・色・柄・素材・装飾などのビジュアル要素を観察し、それがどのようなイメージを生み出しているか、どのような価値観やターゲット層と結びついているかを考察します。
西洋服装史における形状の変化
ルネサンス期前後の服の形状


男性服キーワード
Doublet:ジャケットの原型
haut-de-chausses:半ズボン
braguette:股間を強調する布
slash:スラッシュ
puff:パフ
Barrel Sleeve:ふくらんだ袖
女性服キーワード
Corset:コルセットの歴史
下着 → コルセット → ボディス+スカート → ローブ
Bodice:上半身の三角の布
Robe:ローブ
slash:スラッシュ
puff:パフ
近代西洋の服の形状


Empire style:インペリアルスタイル(ナポレオン時代)
Crinoline:クリノリンスタイル(1850-60s')
Bustle:バッスルスタイル(1870-80s')
Haute couture:オートクチュール(顧客ごとに一着を仕立てる)
機能性の評価
着心地、通気性、耐久性、季節適応性など、衣服としての実用的な側面も同時に分析します。単なる見た目の良さだけでなく、使いやすさ・動きやすさ・メンテナンス性なども評価対象とします。
【防寒着におけるキーワード】
マント:古代から中世ヨーロッパ全般
ガバGaba:中世の農民や遊牧民
毛皮:狩猟民族の防寒着、または上流階級の高級防寒着
モッズコート:イギリス軍のパーカーがモデル
ピーコート:19世紀以降の海軍制服
ダッフルコート:WW2のイギリス軍から学生服へ
【通気性におけるキーワード】
シュミーズドレス:西洋服装史において一時コルセットが外れた時期
浴衣や絽の着物:高温多湿に合わせた通気性のいい和服
アロハシャツ:着物から派生
サリー:インドの衣服
トレンドの把握
現在のファッション業界で注目されているスタイルや方向性を調査し、流行の背景にある社会・文化的文脈(例えばジェンダー観や環境問題)についても理解を深めます。時代の空気感に沿ったデザインを考える手がかりとします。
過去100年のトレンドの変化は著しく、その直近の変遷を追うのもとても魅力的だと思います。
1920s フラッパー、ボブカット
1930s エレガンスなスタイル
1940s シンプルでスマートな服装
1950s ニュールック
1960s モッズ、ミニ、Aライン
1970s レトロ柄、ほそいウエスト
1980s ボデコン、バブル経済
1990s ストリートファッション
2000s ファストファッション
2010s SNSを意識した服装
2020s オーバーサイズ、汎用性と専門性の混在