第1問
- Q日本のアール・ヌーボーに関して誤ってるものはどれ?
・明治時代の日本に導入され、自然のモチーフを取り入れた装飾が特徴的である
・日本のアールヌーボは、アルフォンス・ミュシャの影響を受けている
・伝統との決別のため装飾排除を徹底、シンプルで機能的なデザインが主流である
・一条成美や藤島武二などのデザインにはアールヌーボの影響が見られる - A
伝統との決別のため装飾排除を徹底、シンプルで機能的なデザインが主流である
装飾性が特徴的なものの代表がアール・ヌーボーです。日本では大正時代に流行し、アルフォンス・ミュシャの影響を強く受けたグラフィックがみられました。
第2問
- Q1930年代(昭和10年前後)の日本において流行した、鉄筋コンクリート造の洋式建築に和風の屋根を冠したデザインを特徴とする建築様式は何?
- A
帝冠様式
帝冠様式(ていかんようしき)は、1930年代(昭和10年前後)の日本において流行した和洋折衷の建築様式です。下田菊太郎が提唱した「帝冠併合式」に由来し、当時は日本的なものの表現として支持されました。
第3問
- Q戦前の日本における建築様式に関して誤ってるものはどれ?
・擬洋風建築は幕末から明治時代の西洋の建築様式である
・西洋文化に影響を受けた辰野金吾は、現在の東京駅などを手掛けた
・ジョサイア・コンドルは日本建築の影響を受け木造建築の名作を数多く残した
・東京都庭園美術館はアール・デコの影響を受けている - A
ジョサイア・コンドルは日本建築の影響を受け木造建築の名作を数多く残した
ジョサイア・コンドル(1852-1920)はイギリス出身の建築家で、1877年に来日して工部大学校で建築を教え、鹿鳴館やニコライ堂など煉瓦造・石造の西洋建築を日本に導入した人物です。日本建築の影響を受けて和風建築を設計したのではなく、西洋建築を日本に伝えたのがコンドルの歴史的役割でした。
第4問
- Q民主主義運動「大正デモクラシー」と共に流行し、主に竹久夢二などの美人図などがあげられる、都市文化や洋風文化を取り入れたモダンで華やかなライフスタイルや芸術運動をなんと呼びますか?
- A
大正ロマン
大正ロマンは、大正時代(1912-1926)に花開いた都市文化・芸術運動で、民主主義運動「大正デモクラシー」と歩調を合わせて発展しました。竹久夢二の美人画に代表されるように、従来の日本文化に西洋の要素を取り入れたモダンで華やかな文化様式として、当時の都市部を中心に広まった時代精神を表現したものです。
第5問
- Q民藝運動に関して正しいものはどれ?
・民藝運動は、日本の伝統的な工芸品や手仕事の美を見直す運動である
・民藝運動は大正時代の民主主義運動に後押しされ庶民芸術を販売した
・民藝運動は西洋のアール・デコに影響を受け「用の美」を提唱した
・民藝運動は、機械生産でも手仕事を再現できることを実現した - A
民藝運動は、日本の伝統的な工芸品や手仕事の美を見直す運動である
民藝運動は、柳宗悦を中心として1920年代に始まった文化運動で、無名の職人が日常生活のために作った素朴な工芸品に「用の美」を見出し、その価値を再評価した運動です。機械による大量生産が進む近代化の中で、手仕事による伝統的な工芸品の美しさと意義を見直し、日本各地の民衆的工芸を「民藝」として位置づけて保護・振興を図りました。